どう楽しむか

素敵な発想

形を込めたい

やろうとはおもってたんですよ?
でも忙しくて…。
気持ちはあるんです。

それで女は騙せてもな?
男は騙せねーんだよ。


…。
このやり取りを聞いてて最もだなと笑ってしまった。
一見、人聞きが悪いこの会話ですが、騙すというのはあくまでも表現。
結婚して子供を設けた父親が、冗談めかした言い訳に、その上から冗談を返した形です。
女とは自分の嫁さんであり、もちろん騙した訳ではなく適切なアプローチからの結婚なんでしょうが、それを省いて騙したと単に言っています。
それに続けて男は騙せない、というのは俺は騙せないというだけでなく、今聞いていた男衆全員に対しても込められています。
男の考えそうな魂胆なんて見え見え。
ところが、この素直じゃ無さが女の人には分かりにくい事が多々あるんです。

男は言葉とは裏腹に気持ちは肯定していることがありますし、理解しているんです。

例えば自分の子供達が成人して何年も結婚してない上、職業も転々としていてフラフラしていたとすれば、

アイツは何考えてるのかわからん!!
もう知らねーぞ。

と言って、そっぽ向いたって心からそんなこと思ってる訳ないんですよね?
だから、それを察した母親がこっそりと仕送りをする。
もちろん、こっそりしてたって知っているんです。
子供達を見捨てる訳ない。
だけど、世間は父親なんかより余程厳しいんですよ。

男の心境を女の人にとらえてもらうって、なかなかない。
私も妻にまだ全てとらえてもらってないと思うな。
とらえてもらってるとしても、歩み寄り足りない。
お互いに口ばかり。
形を込めたい