どう楽しむか

素敵な発想

副業の社員さんのボヤキ

副業始めてから1年と3カ月経過。

私はどうしてもそういうポジションに収まってしまう。相談役なのです。
誰にも話せないし、言ったところでわからないから聞いてくる。
その人の特徴は

とにかく徹底的に嫌われてる。
 口が悪いし恐れられている。
  典型的なキレキャラ。
   仕事は誰よりもできる。
    辞めたり異動すると、助かる社員が多数いる。

私が、見る彼はとにかく仕事ができる。異常だ。すごい。
だけど口が悪い。
凄さとは裏腹に勿体ない程、我が強く、難がある。
指示は常に的確なのに反感を買う。

どれだけ嫌な奴でも、彼はいわゆる会社に一人はいなければならない程、重要な人間であり要である。

会社は一人で経営できない。
必ず色んな役職があって、部下の中でも密かに取りまとめる上司の右腕みたいな奴がいます。それが彼。
指示することは的を得すぎている。
かなり正しい。でも言い方(笑)
ここまで固執しても尚、嫌われ続けなければならない役。でもさすがに彼は、多少なりとも心を痛めていました。ダイレクトに煙たがられたことがわかったのです。
私にだけ話した。間違ってますか?と。
いいえ。間違ってるのは周りです。あなたはよくやっていると即答しました。
人間は愚かだ。監視役が見てないと悪さをする者がいる。だけど、どの仕事してたっていますよね?

この人がいたら下手できないって人。

どれだけ忙しくない日でも、手を抜けないオーラを出している人。

こういう人は安易に質問しづらいから、いわゆる独断で仕事をやってしまいがち。だけど、やったことがない仕事ならだれだって間違えて当たり前。
当たり前だとわかっても、彼の駄目出しは容赦ない。この容赦なさは、親身に感じられるほどなのですが受け取る側がうまくないと、鬱陶しいのです。
立ち位置が上であるほど、彼は慕われているし信頼されています。それが下まで伝わらない。それを私に嘆いたのです。
彼は完璧主義。誰よりも準備が万全。部下が気持ちよく仕事ができるよう心得てます。
それを理解されない。
だから私はこう返しました。

あなたもそんな時があったでしょ?って。そんな時あなたは、上司にどうして欲しかったの?って。実は上司は何も変わる必要がないんです。
部下である自分がレベルアップした時、自ずと上司に叱られなくなるし、いつの間にか慕われていたはずなんです。
だったら、部下にはそれを教えれば良いのでは?って。

暇な日に全力を使わせるオーラって疲れるでしょうか?それは精神的な問題。
でも暇な時に全力を出すことはむしろ、今後のためになるのです。時間があるから避難訓練があるのと一緒ですよ。
ふとしたアクシデント、ハプニングに対応する力を養うことは、必ず生きます。
それをしやすいのは、何といっても暇なタイミングなのです。
問題は言い方や!あなたは口が悪いんだよって言ってやりました。そういっても変わる人間ではないのですが(笑)
週に1、2回しか出てこないから、私は聞かなかったことにしたい。というのも、話すだけ話してすっきりするけど、助言は求めてないんですよね。自分は間違ってないという裏打ちがしたい。彼は、仕事のプロ意識が強いから、否定する側が多いと思うと改めて自分の仕事は正しいのか弱気になるところがあります。
彼がこのような発言をすることは、誰も予想しないと思うのですが、私はこのようなキレキャラを辞めさせようとすることは本当にバカだなって思うんです。
彼はクリーンナップだ。チャンスで回せば必ず全員帰してくれる。

もし、そういうタイプの人と一緒に仕事することになったら、逆に成長するチャンスだと思って欲しいんですよね。
悪いところもあるのだけど、会社の事も同僚の事もよく考えてるのはこのタイプの人達なんです。
少しくらい、びくついて仕事してみてほしい。萎縮して何もうまくいかなく感じるかもしれない。それならその緊張感を忘れないで。
怒りを転がすことができた時、強く叱られた理由がわかりますよ。