どう楽しむか

素敵な発想

損得勘定云々

損得勘定をするやつが一番損をするという記事を読んできました。

生きていくのがやっとだった時代。
義理と人情。それで凌いでた部分がありました。
損得勘定をするのにも、他人に嫌悪感を与えずに持ちず持たれずやりくりするスマートさという1つの能力は、研ぎ澄まされ誰もが認めていたのです。
いつの日か戦後の日本は先代の努力と汗と血が混ざりあったような結晶に囲まれ平和になりました。

とりあえず生きていけるようになったのです。
おもてなしの心。
サービスを受けたならそれ相応のお返しをするのがマナー。
ところが、今はどのサービスもやって当たり前になってきました。
お金をとるのには、訳があります。
素人とは違う。プロにしかできない、何かがあるから、当然お金がかかる。
そして、消費者もまたよく吟味されていることを理解できていたのです。
ところが、生まれつき裕福になってきた世の中で感覚を研ぎ澄ますのは本当に難しい。なぜなら人は、楽をする生き物だからです。追求しなくても、例えば舌が乞える必要もないと言えばないのです。

高度な技術が人の能力を殺し始めたような感じでしょうか?
物のありがたみがわからずに、何となく周りがやってるから。
どの道に進んだプロの職業の方々も、何となくでやられてしまってはプライドが傷つく。

平成の世でおそらく、先代に負けじとそのような能力を究めようにも、やはり他人からは悪い奴に見えてしまう、もしくは技術がないかセンスがない。悲しい現実なのです。

つまり一概に一番損するとも限らない。
難しいことですが、忘れてはいけないことなのです。