社会人になっても自分のスタイルを崩さない。自分の考え方があり、そこだけは譲れない。
他人の意見を受け入れられず、何でも自分で解決しようとする。
信念、自我だけは人並み。
今までの自分でやってこれたし、それ以上は望んでない。変化を嫌い、平穏でいたい。
努力は実らない。できないものはできない。
…。
こういった消耗のお話。
いくら少しずつ努力しても行き着く先が暗闇だったらどうしましょう。
人生、生きてりゃ永遠と順調に走ることは不可能です。
それなのに同じ方向に向かう人とだけ付き合うスタンスを貫いた場合どうなるのでしょうか?
著しく情報が片寄ります。
助け手が少ないです。
効率が悪く負担が増えます。
誤解してても突き進んでしまいます。
余裕ができません。
誰しも通る道なんです。
社会に出た時、ピカピカの新人が目指すのは仕事を一刻も早く覚えること。そう思いがちです。
でも実は、もっと大事な事は学校で一番学んだ事にあります。
それは、皆それぞれ違う性格を持っていて能力も違う、見た目も違う、好きなことも違う。そんな色んな人がいたはずです。それらの人達と上手に学校生活を送る事こそ一番学んだ事だと思うんです。
鍛え上げられた長い学校生活を念頭に自然と培ったノウハウで社会に飛び出したのであれば、周囲の人と協力して柔軟に仕事をこなせるでしょう。
ところが最近はそうではないようですね…。他人との付き合い方を知らない。どうすれば仲良くできるか効率よく仕事できるか考えない。
だからこそ上司としては、教えるのが面倒なんてことになるんです。
言わないとダメ?というレベル。
何でも自分でやってきたと自負し、いざどれ見てやろうとなります。
誰よりも懸命に働いているように見えるのに、はかどってないんです。
なぜか?
上記のスタンスを貫き、好きなこと、好きな人だけで構成を組んで生活してきたからです。
社会人になり、いざ会社に就職。
さあ会社が好きなものだけで構成されていますか?
そんなこと絶対に有り得ません。
学校で学ぶのは教科だけではありません。それ以上に十人十色な人と生活を共に過ごし、考える限りの力で協力することです。一人の力よりクラスの力が勝るに決まってます。
こじらせて社会に出てきたなら、他の人とスタートラインが違うのですから、今からでも遅くない。同じ立ち位置で協力しましょう。
さもないと消耗するだけです。汗かいて仕事してるのに、涼しい顔で定時に帰る同僚を見ましょう。何が違うんでしょうか?