どう楽しむか

素敵な発想

親になる素質

30余年間人生を良からぬ加減で生き続けた私は、本当に仕事一本で惰性のように生きてきました。自分でも何のために生きてるかわからんかったです。
おかげで仕事に集中するあまり、それ以外の事をおろそかにしてしまいました。ほとんど休まず働き、休みに遊ぶ体力もなく自己嫌悪に陥る余裕もなく過ごしていました。
今真剣に考えたら、不甲斐ない自分を隠すために、見てみぬふりをしてしまったように思います。
少しでも余裕があると、嫌な事ばかり頭に浮かんできて絶望しそうな印象でしたから。休みなく働いて一度リミッターを振り切ると、体力という概念がなくなり、ナチュラルハイになります。
「オレ今日も超ぶっとんでるよ!いぇーい」とか言いつつ不適な笑顔すら出て来ます。スター中のマリオみたいな感じです。この状態になると、もう休まない方が良くなります。
脳から変な物質が出ており、深刻なトラブルが些細なトラブルに思えます。
やっばいや~。
疲れを感じません。
故に仕事が終わるまで全力を出します。
笑いが加速します。
まぁ周りも休んでなかったし、完全に逝っちゃってましたね(笑)
お互いにお巡りさんコイツですっていう感じでした。
仕事終わって事務所帰ってもこんな感じ。
親玉「へっし明日なんやが…」
「いいですよ」
同僚「まだ何も言ってねえじゃん(笑)」
とにかくどうでも良かったのです。
私は、本当にどうかしてたんだと思います。仕事して飯食って風呂入って寝るという繰返し。こんなことを実に丸8年。
…。
仕事の中で同僚に
「へっしは子供つくらないの?」
「無理。親になる素質がないから」
と即答。しかし続けざま
「そういう奴が以外と素質があるんだよ。」
知ったような口聞きやがってと思いつつ、その後も怒濤の仕事。仕事三昧。
1仕事2仕事3仕事。
しかし、私は自分を研くことはしなかったし、生活もだらしない、見た目も整えない。こんな状態で女に縁がある訳ないと思って生きてきた矢先ですが、見るところが違う女の人はいるものです。
私は、彼女にとって水面下で自動的に評価を得ており、彼女の出したジャブを思わず掴んだ感じです。
初めてですよ。どうしてもこの女が欲しい!他にはやれないと思ったのは。
その理由をクソ長く説明するから覚悟しろよお前ら!
というのも彼女は、私とは全く正反対。能力も性格も全然違います。知り合った頃から反りが合わない!クソアマ!
敵にまわしたら厄介。終了のお知らせ。
…。
しかし無類のタフネスとパワーを持つ戦士にも限界はあります。どう考えても賢さの高い賢者が必要になります。彼女はまさに賢さの高い賢者そのもの。私の不得意を補うだけの能力を驚くほど見事に有していました。
辛い世の中を生きていく上で、こんな存在が目の前にいる訳で、しかも向こうから仕掛けてきました。
私は彼女を押し倒…彼女を手に入れるためになるべく近くにいてアピールしました。
私は既にトランス状態だったんだと思います。女性と会話することにあまり免疫がなかったんですから。そんな私が彼女に猛アタック。車で人気のない所でアピールする内にキス。やべ!ごめん!
しかし彼女はライデインでも食らったみたいに身体を震わせた。ん?これいける?と何を思ったか胸を触る。
わーなんてことを!?
しかし、今度はギガデインを食らって身体を預けてきやがりました。
オッケーです。よくわかりました。
おうちまでお送りします。
一人暮らしの彼女は私を部屋に通しました。
…。
女性は真剣に男性を手に入れる時は、テストをします。100点でなければ不合格というテストです。興味のある男性の能力を計ります。私を守るか?私を笑わせるか?私を罰することができるか?私を食わすことができるか?私と一生歩けるか?女性は男性が思っているより現実的です。口で言ってることと、態度は違いますし数分後に答えが変わったり、そこまで好きじゃないのに好きと言います。時と場合によって臨機応変に対応できる能力を求めます。嘘が嫌いですし見抜きます。
私の場合その時点で100点であり、場所を公共の場所でないところに移しましたので、ついに愛することができたという訳です。
素質がないから子供は作らないというのは、ものすごい甘い考えでしたね~。
腰が止まらない。夢中で彼女を動かしました。
んでまぁ、今になってボロが出てるんですよ(苦笑)おかげで私はただいま世の戦闘力が高いお父さん達を見本に自分研き中です。
子供はつくったけど、父の素質がないかも?笑い事じゃなくて現在のままでは絶対駄目だと感じてます。
元同僚が言ってた「そういうやつが以外と素質があるんだよ」
証明します。