どう楽しむか

素敵な発想

宝物

寒暖差が長らく続いてるせいで、職場も家も風邪菌が蔓延してます。
おかげで私は、通勤途中だろうと何だろうと誰かがくしゃみしているところに晒されており、ついこの間まで鼻の奥に違和感がありました。
気合いと根性。他にない。悪化させてる暇なんてない。
次男なんて鼻水たまりすぎて、夜中に痰がからんで嘔吐ですよ。
とにかく冬は、これが恐い。

日中過ぎた当りから、やたらと気持ち悪い日があって脈打つ程の頭痛に耐えてました。頭痛時の私は余程の事がないかぎり、薬を飲まないのでこまめな水分補給とマグネシウムの補給を行います。
今までだってずっと平然とやり抜けてきました。血が出ようと骨折しようと腹が痛かろうと恥かこうと関係ありません。
体調不良ごときで1日を台無しにされてたまるかと。ずっと克服してきた自分がいるからと、いつもそれと比べてる。

仕事もできないわ、知識もないわでひどい私から体調悪までなった日にゃ後何が残る?何も残りません。

転職して思い知らされました。全てが0からのスタートというもの。
歓迎されませんよ。
なめてんのか?っていう扱いでした。

上司、先輩から教える気にさせるまで3年を要しました。


知識もなければ才能もない。ずっとずっと人間性だけを刷り込ませてきました。
気が散りやすく忘れやすいという才能がある。どうしても表立っているし、あまりにも頻度が多いので何度言ったらわかるんだ(怒となる訳です。

私自身も散々嘆いてきて、嘆いてきたけど克服はできない。
だから、気が散りやすいとは周囲を見渡し、気配りできるということ。
忘れやすいとは、引きずらないことと捉えています。
こういう私のようなタイプの人間は、反省しててもそれが相手に伝わりにくい傾向にあるので余計に逆鱗に触れてしまうんですよね。

私は仕事を覚えるのが下手です。覚えが悪い。人より多目に経験積まないと理解できない。理解した気になって誤解してることもある。

どんな人間でも個性があります。
それは長いこと時を共にしなければわからないことです。
限られた時間を使って自分がどんな人間であるかを知らしめるという行いを磨くことで、誰よりも早く本気で教える気にさせる。そこまでくると特別扱いに近い。

私はできない時期が人より長い分、できるようになってからがすごいタイプなんだ!!ってあくまでハッタリなんだけど、そういうオーラを出して仕事してます。今のところどの職場でも通用する私なりの作法です。
乗り越える材料が増えると自信に変わる。自信に変わると似たような境遇になっても、もはやできる気しかしない。

そうやってさりげ無く立場を良くしていきました。
思えば全部さりげ無いかもしれません。
仕事もプライベートも。
気づいたら結婚して気づいたら子供ができて気づいたら家買ってました。
過去の私からは、どれも叶う気のしなかったことです。
生きる力を強くしていくこと。それをサポートしてくれる人。拠点とする所。
夢や目標ができること。
一つ一つ全て、追い求めてなかったのです。
ただ生きていた結果、ついてきたものなんです。
そのついてきたもの全てを、私は大切にしたい。努力の結晶だから。
生きる希望がなく惰性で生きていた私にとって何よりの宝物。