どう楽しむか

素敵な発想

29回のただいま分、未熟なこと

1回のただいまに30回程のおかいり。

仕事帰りに子供達のテンションと付き合うとーちゃんは、もう何が何だかわからないうちに今日覚えた新しい遊びに巻き込まれていく。
子供達にとってとーちゃんの帰宅は、1日の総生産。
あれやこれやそれや…。
疲れてると受け止めきれない上に子供達にそれが伝わって面白くありません。
だから、とーちゃんはいつだって疲れてはいけないのです。
子供達にとってかーちゃんが日中自分達の世話をしている間、サボってるってことになってるんですよ。飯食わしてるっちゅーの。
だから、より側にいてくれるかーちゃんがいてくれることで安心してる。
かーちゃんを軸に初めて遊びはじめる。
かーちゃんがどこにいるかわからないのに、遊んでなんかいられません。

そうなってくると、とーちゃんは、かーちゃん以上に面白さを求められる。
子供達が起きている貴重な短い時間に、いかに心をつかめるか。
疲れていてはとてもできない。
いつも、それに悩まされる。
お父さんはつまらないと。

対策はある。できないけど(笑)
簡単に言えば30回のただいまをすれば良いんです。
子供達のテンションに付き合うというより、子供達のテンションに同調する。
とーちゃんが楽しめば、子供達も楽しい。
疲れから、素っ気ない態度をとってしまいがち。
でも、褒める時も叱る時も大袈裟なくらいがちょうど良い。
本当の意味で言いたいことを伝えるには、喜怒哀楽がはっきりしてなければならない。
全力なら全力で返ってくる。

言うのは簡単。でもできない。
コツがない。気合いも長続きしない。
それでも日々生きてる。

長い月日が経って、子供達が恩返しし始めた時、涙が止まらないのは、きっとそうやって日々生きてきたからだと思います。
私の両親も、そうやって生活しつつ、私を教育してくれました。
今、何事にもめげずに立ち向かえています。ありがとう。
まだ私は親として未熟です。
いつの日か、容易く30回ただいまを目指して。