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副業一年目まとめ、働き続け人

この記事は以下のような流れで進行します。
前職の役職や辞職理由、結婚、副業に至った理由、本題、二年目の課題。
長すぎる!
お茶を用意してからの閲覧を推奨します。旦旦旦

ということで時を転職先の会社の面接に巻き戻し~♪

…。

副業禁止だからな。

そう釘を刺されました(笑)
以前の会社は黒企業。収入的にやりくりできたとしても、時間がとれない。
良い役職についていたので惜しいですし、随分ナーバスになりました。
私が辞めるだけのことで、本部長まで来ましたから、それなりにお役に立てたのでしょう。光栄です。
都合、上司4名をやっつけて辞職。
思えば一番心が折れそうになったのは、直属の上司の『これこれこういうことをやる部署があるが、そっちでやってみないか?』でした。
何よりその部署がちょっと楽しそうでした。が何より会社の環境が悪すぎました。私のせいで別の部署にとばされてしまった上司に今は申し訳ないの一言。
とはいえ、辞めるだけで4回も面接。さすがに疲れました。実のところ2回目(本部長直々の面接3時間半くらい⬅やばいでしょ?)がある時点でおかしいと思ったのでしょう。私のことを知りもしない上司が後から2名面接、都合4回という訳。
辞めると知った同僚を含めて、どれだけ馬鹿にされていたのかが鮮明にわかってしまった。これが辞職か。

私は徹底して人材を教育する仕事に従事していました。やりがいを感じてもらうために常に工夫をしてきたのです。そのため私は短い間隔で部署を右往左往する立場。
普通に考えたら異動というのは、したくないものですよね?いちいち環境や新しい仲間に慣れなければならない。
そんな職業柄、様々な人間の能力を見てきました。私が環境変化に耐えられた理由は、結局そういう仕事が好きだったからに他ならない。
人間の個性は面白い。ツボにはまった仕事の流れというのは、全員が自分の仕事ポジションを理解してなければできません。私は彼ら彼女らにそのツボを教えるのが楽しくて仕方なかった。

仕事を教える過程で、異なった性格と能力を生かすもやる気スイッチも人それぞれ違います。指揮を高めるため、その人にあった提案をして能力を伸ばし、何の指示も出さずに、仕事させてみたりします。失敗や渋い仕事にだけ注文をつけて、さらに少しずつ手を放す。
自分がやったことが正しい仕事だったのか尋ねられることもありましたよ。
勉強熱心になって貰える仕事ができているということは、とても嬉しいことです。
繰り返し繰り返し、最終的に完全に手を放します。
そうすると、もう自分が何もしなくて良くなる。もちろん何もしない訳ではないですが(笑)親分は何がしたいのかを背中で伝えてチームを動かします。わからない奴は、虎のような形相で睨みをきかせる。もちろん、人によってはただ怯えるだけで返って仕事できなくなるものもいるんです。第三者の視点から、叱責されて足がガクガク震えてる部下を生で見たことがあります。
私のポジションは、そんな時に直属の上司にいちゃもんつけられる人間でした。

今のは目怖すぎでしょ?

 そう?

殺しそうでしたよ。

 (笑)

辞めちゃうから。程ほどに。

世の中のキレキャラは、ある意味会社の中で一番心がある人間なのですが、ただのイジメ(子供みたいな表現ですが)に見えてしまいがちです。
でもそこまで個人を詰めてくれる人はいないんですけど。
私から言わせれば優しすぎるなーと感心してしまう所なのですが、あまりもっとやれってなってると度が過ぎるので止めなければならない。
チーム、組織の一員として最高の仕事をするために熱くなってしまう。彼ら彼女らを制御、アシスト、時には便乗してチーム力のレベルアップにこぎつける。
私はどっちの味方でもあるということです。
なるべく見てるだけで、やればできるじゃない?となるのが理想なのですが、そううまくいかない。

行き過ぎた指導を改めさせる、個人の能力を見抜いて、その人にあった指示を出す。とにかく人手を残す手助けをする。
さりげない仕事でチームを支える。

地味に思えますが、私のポジションが機能しないと強いものが暴れて止められないのです。素晴らしい暴れ方なのですが、そうなる段階にいない人もいる(ここ重要)のでピンポイントアドバイスでフォロー、もちろん暴れん坊将軍側にも言い方を柔らかくするよう促します。

そういう訳で、見え隠れする会社の悪事は気になりませんでした。大体、結婚もする気もなければ子供なんて…って考えてましたから。独身は責任や負担が少ないので、それほど自分のことを大事にする必要もなければ辞める理由もありませんでした。


説明できない程の苦労はしましたが、その甲斐あって私はそのポストにうまく収まっていたと思います。

この時点でする気もない転職の話になり、思いがけない同僚の一言。

『へっしは、どこにいってもやれるタイプ』

辞職というのは、中々踏み切れるものじゃない。私にとってこの同僚の言葉は、後々響くことになりました。


…。
本題に行くまでが長い。
まぁ要するに、それだけ私は、前職をあっさり辞めた訳ではないし、濃密な仕事をしたことを伝えたかった。生半可な努力ではありません。
血の滲む日々、泥水飲んで前に進み、頭の悪さを強引さでカバーしてきました。

最終的に熟練した仕事が手についたからこそ、引き際が難しかったのです。
何より長い年月をかけて、見下されていた先輩や上司ですら敬語を使わせるようになりましたから、今までの扱いは何だったんだ?っていう。私のキャリアは自身で築き上げてきたものです。誰にも文句は言わせん。そしてそれが私なりのプライドでもありました。


それからの結婚。
この会社にいたまま結婚?色々まずいなと思いはじめました。
会社も楽しい。でもそれ以上に良い女。パートナーとして私の側に置くには、最高だったのです。結婚する気のなかった私ですから。
どえらい女です。ムカついて仕方なくなるときもあれば、か弱くもあり、器用、絶対に妥協しない、おっぱい、よく気がつく。何より言いたいことを言ってくれます。
それでも踏ん切りがつかなかったのですが…。
ある日、部下を束ねるリーダーが部下に対して


『アイツ潰そうぜ』

そう言ったのです。
私がこの会社に未来はないと思った瞬間です。しかも自分が子供いて養う立場なのに貴重な新人を辞めさす?バカか。
お前に人手が足りないという権利はない。無能が頭になると、チームは崩壊する。社員が会社のためになることをしない。全く意味がわからない。
そういえば、胸ぐらをつかまれたこともありました。
好き嫌い、感情、力ごなしに相手を制しようとする。愛想が尽きました。こういった度重なる悪事(いっぱいあるけど割愛)によって辞職への思いが増しました。
保険がない。社員がクズ。人生が暗転した社員もちらほら(笑えない系)。拘束時間が長い。その日に帰れない日もあります。給料が見合わない。休みがない。⬅これに未来がないというのが付け合わさった。どうですか?辞めてもおかしくないでしょ?
結婚した者に、メリットが無さすぎる。
私は、いちかばちかで人生をやりくりする気はない。何より家族に安心を与えたかったのです。もちろん転職も、博打性はありますが…。だからこそのナーバス。


色々血迷ってハロワに職を求めて5ヶ月後転職。この5ヶ月は黒歴史。地獄の5ヶ月。ただ、失業手当受けてるだけのニート。何を目標に突き進んだら良いのかわからない迷走。正直現実逃避してました。クズでしたねー。

副業禁止の会社。まぁ致し方ない。


何だかんだと転職先で数年が経過し…


真面目な勤務を貫き通して、やりがいも感じてましたし、環境の良さや定時あがりの頻度等申し分ない。有給、福利厚生もばっちり。
いかんせん収入がおっつかない。
副業禁止が、そこで大きくのし掛かります。

駄目だというのがわかっていながら、やむ無く…やむ無く私は社長に直接お願いしに行きました(重圧の強さにトイレ2回行きました。右往左往。チキンです)
結果的には一つ返事で了承してくれた訳ですが、間違いなく信用が無ければ許可がおりなかったでしょう。


本業に支障をきたしてはならない

 確定申告をしろ

  他のスタッフには内密に

 

という前提ですがむしろ応援して下さったのが、私の涙腺を崩壊させましたね(泣)
その信用を私は、絶対に裏切らないと誓いました。

副業の月平均日数は5日。100って簡単にいくんじゃね?とか調子に乗ってた一年目(笑)
私は、一人で二人分稼ぐというには及ばないようです。まぁこんなもんでしょう。私にはスペックがない。強引に稼ぐしかないんです。
私が始めたタイミングも問題ですが、子供達がまだ小さいので随分、妻に負担をかけています。
育児というのは、気をつけていても必ず失敗がありますし、責任感が強い人程、ノイローゼだとか鬱だとかになりがちなのです。決して他人事ではなく大変な仕事の一つです。
お互いに疲労がたまっては、喧嘩しました。副業の日数を減らすことも考えましたよ。
でも最終的には、ごたくをどれだけ詰め込まれても、子供のためにやっていることです。
ですが、いくら気にしないと言っても、やはり疲れは隠しきれません。

何より頭がフォーク(無回転)
おまけにすっぽぬける。

ちっとも働かない。今何してるのかもわからなくなるレベル。
1日滅茶苦茶な日もありましたよ(笑)
ほぼ毎週勤務を貫き、調子が良い(もはや開き直り)と休みなしの週も増やしました。
その度に一緒にいたいという家族のストレスがマックス。
疲れた姿を見せられて、誰が送り出すっていうの?休みなさい。

そうして休みを余儀なくされたり、食い下がって出勤したりしてました。

…。
ストレスが溜まる一方のはずの妻が、あなたは後、食べて風呂入って寝るだけよという準備をして待っていてくれたりしました。これは土下座もんでございます。私が働き続けられるのは間違いなくあなたのおかげです。もちろん、いつも笑顔で迎えてくれる子供達の存在も大きい。

副業は、交渉の連続。
だましだまし上手にやりぬく。
ストレスを消化。そのための何かをいくつも用意します。
一人で働いていても味方を作ることはできます。
何より工夫することを止めないこと。
同じ時を過ごしながら二人分も三人分も働く。
そのために、強かになる。狡猾になる。

…。
二年目もばっちり副業にアシストしてもらう予定です。一年目これといった挫折なしに仕事してこられたのは、前職の影響によるものが大きいです。副業しなくたって、休んでませんでしたから。
二年目の課題は、一年目の収入を上回ることに他なりません。
厳しい難局を乗り越えた一年目を越えるということ。
そんなハードモードを課す理由は…。

できる気がしないから。

背水の陣。
確実に策を考えない限り越えることはできません。
楽に乗り越えられないからこそ知恵を振り絞る。
とはいえ、これ以上どこを詰めるんだ(笑)?
世の中ムカつくことだらけで、自分の事に集中できない時代だと思うんですよね?スマホあると、他人の意見にそそのかされてしまうから。
遠慮とか我慢とか。ムカつくことに関しては、盛大にやるべきだと思っています。
誰かがムカつけば誰かが改善する。
ムカつくことは誰かの役に立ってるってこと。問題は、それらを柔軟に受け止める側がいないことだわなー。
そこでキレられちゃったら話し合いにならないじゃない?ということが多々ある。私は大人の会話がしたいだけなのに。
休まず働く上で大事なのは、むしゃくしゃしないようにすることではなくて、むしゃくしゃしてしまった場合にどういう風に気持ちを持っていくかが重要です。
休まず戦士を数多くみてきました。皆さんやれてる風を装う。でも実際はやれてません。メッキ。
内部事情を知ると、むしゃくしゃしてますからね。
特に聞く訳でもないし、アドバイスする訳でもない、興味がある訳でもない、そんな私ですが話易いという理由で他人が知り得ないプライベートを知りやすい体質です。特に口がかたいとも思いませんが、私にはそういう何かがあるのでしょうか?
休まずマンの共通して言えることは、やはり自分の気持ちの持っていき方が上手なんです。ただし、確かに仕事はこなせていてもそれ以外ができてない。
だから私は連中のずっと上を行きたい。
策なら思いつきません。
ただワクワクはしてます。
やれる限りの事以外のプラスα。
それを探し求める。
私は、まだ掛け持ち戦士の見習いであり心許ない一家の小黒柱に過ぎない。