どう楽しむか

素敵な発想

パパの航海

パパの言わんとすることはママに伝わりにくい。
決まってこのタイトル通りのことが根本にあってのケンカが多いです。
口に出さないと気持ちが伝わらないとか愛情がないとか、そういうママの意見に対して、口に出さなくても理解していると思ってるパパはケンカの序盤は強きです。
ところが中盤にさしかかる頃、どうやらこれは本当に意図が伝わってないぞと。
…。
思えばママと結婚するまでの道のりも楽ではなかったです。
私にとってママの波長は大しけの波。
ボリュームを調整するために一生懸命周波数を合わせようとします。まるでラジオのツマミを調整するかのようです。
ツマミの数はおびただしく、大きくしないといけないものもあれば小さくしないといけないものもあります。
極端さが売りの男性にとって女性の波長に合わせることは、普通ではありません。愛してなかったり、やりたいと思わなければ、最初から弄らないでしょう。
例えばママのAのツマミは7が良いとします。
でも悲しいかな、状況によって一変してしまうんです。AもBもCも、その時その状況で周波数が変わるんです。
男性は固定型、女性は変動型。理解したはずの数値が潮の満ち引きのごとく、常に変化していきます。
調節が間に合わずノイズで何も聞こえなくなった時にケンカになります。

お前!前はこう言ってたじゃないか?

状況を考えなさい!今はこうあるべきじゃないでしょ!?

といった感じ。空気感、気遣い。
このあまりの面倒さに、女性を理解する気を失った男性もいると思います。
でもこの決まったかのように定期的に起こるケンカ。

ケンカすることに意味はないのでしょうか?

ストレスがたまるだけ?

お互いに理解する可能性はないでしょうか?

答えは、意味があります。
家族が次の一歩を進むのに途を間違わないようにぶつかることは、必要です。
自分一人の考えでは絶対に歩まない途。
二股にしか見えない道をあっさり3つ目の道を掻き分けて見つけるような感覚が確かにあります。
ケンカになることは必然です。
固定と変動。でもどっちも良いところがあります。
舵をどっちに切るか?委ねるか?
パパは荒波の中、今日もまばたきしないで前進し続けます。

…。
3時かよ。
息子の喉が異常に渇いたそうです。
麦茶がぶ飲み。
安らかに眠りやがって